「 かくれんぼ        ( 詩・星粒さま  え・遥 四季
 
   

あなたはどこにかくれているの?
クルミを割る栗鼠は教えてはくれない

あなたはどこにかくれているの?
落としたビーダマ探すより、むずかしい。

木陰もさがした。
丘の上もさがした。
あなたがみつからないと
こんなに不安だなんて

そのとき
わたしは頬杖をついて
気がついたのです。

微風に吹かれて
あなたの薫りがふっと
こおばしい薫りが
秋のようにわたしに運ばれてくることを

きっと
あなたはあそこにいるのね
そうだわ
あそこにいるのだわ



ENTERANCE
も ど る


All Right Reserved Copyright (C) 神代 四季( Katsumata ) 1997〜